2025年12月5日に開かれた第5回理事会において、不祥事件への対応について、当連盟審議委員会から報告がありました。
今年8月、第107回全国高校野球選手権大会代表校の大会途中での出場辞退を受けて、審議委員会を中心に対応策などについて議論を続けてきました。
不祥事件があった場合、当該加盟校から都道府県高校野球連盟を通じて当連盟審議委員会へ報告がなされます。不祥事件の事実確認について、被害・加害を含めた関係者間で齟齬が生じないよう、当連盟へ提出する不祥事件報告書の様式に、被害者についても不祥事件報告書素案の確認および異議申立の有無を記載することとしました。
他競技団体が開設している通報・相談窓口について情報収集をすすめており、当連盟として調査研究していきます。
当連盟では、代表校の出場途中辞退という残念な事態を受け、改めて暴力、暴言、いじめ行為をなくしていくことに、より一層強い思いを持っています。加盟校の指導者、生徒、保護者をはじめとするすべての高校野球関係者に意識改革を訴えるとともに、高校野球の歴史、日本学生野球憲章の理念並びに不祥事件に関する規程や事件が発生した場合の対応の流れなどについて周知・啓発していきます。